2006年04月30日

認知言語学

 「関係」を紐とこうとすると、認知言語学で言う「カテゴリ」という概念を理解する必要があると思います。koppeさんの関係が良く分からないという悩みも、それである程度解決できるのではないでしょうか。
まず、古典的カテゴリー観というものがあります。これは、koppeさんが前回書いた関係を紐解くときに使った関係を中心に考える考え方です。まず、これについて整理してみましょう。古典的カテゴリ観とは、

 ・あるカテゴリに属するものは、その共通属性を明言できること。たとえば、三角形など。

 次に言われだしたカテゴリ観にプロトタイプカテゴリ観というものがあります。これは、

 ・共通属性が明言できないものは、そのカテゴリの典型的なタイプがあり、その周辺にいくほど、
  そのカテゴリに含まれるか否かの判断が個人ごとに異なる。
  たとえば鳥。ハトやスズメはプロトタイプ。こうもりやペンギンはカテゴリの周辺に位置する。

 その次に、スキーマカテゴリ観というものが考え出され、さらに、プロトタイプカテゴリ観とそのスキーマカテゴリを融合させたネットワークカテゴリ観というのが最新の考え方となっているようです。
 このあたりは「認知文法の新展開(早瀬尚子、堀田優子 共著)」という本を読んでいただければよくわかるのではないかと思いますが、ここでは、古典カテゴリ観とプロトタイプカテゴリ観の話い留めておきます。

 話は、もとに戻りますが、koppeさんが悩んでいたのはこの古典カテゴリ観での限界で大勢の人が悩まれたのと同じ部類の悩みなのではないでしょうか? これ以上記事を書くと長くなるのでいったん筆を置きますが、中途半端な内容になってしまうので次回も私のほうで書きます。
posted by mokuren at 22:01| Comment(0) | TrackBack(1) | 5.認知言語学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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