2006年09月09日

抽象化は帰納法の裏返し?

 とうとうkoppeさんに引きずり出されてしまいましたか。私が最後に書いた記事、書いたはいいのですが、どうも続きとしてその抽象化の思考過程を書かざるを得ないことになってしまったことに気づき、筆が進まなくなってしまったのです。その間しばらくkoppeさんが記事を書いてくれるのをいいことに、少しさぼり過ぎてしまったようです。
 そこで話の続きを進めたいと思います。koppeさんの疑問に答えるためにも、前回、核にできる「特徴」と、核にはできず核を修飾する形で記述すると収まりのいい「特徴」に分かれることについて検討していきましょうといったことの続きをお話させていただきたいと思います。
 ある「ものごと」を抽象化するためには抽象化するための軸の設定が必要です。この軸の設定は、抽象化したい「ものごと」一つだけを眺めていても難しいものがあります。複数の「ものごと」の共通項を見つけることにより軸を見つけるという原理に基づいて抽象化しないと、新たな軸で抽象化するという思考は成り立たないのではないのでしょうか。
 複数のある「ものごと」の共通項自体がそれらの「ものごと」の抽象であり、共通項を見つける思考過程が抽象化ということです。この思考過程を逆順に表現したのが一般的に帰納法といわれる論理展開だと思います。koppeさんが投げかけてきた例も二つのある「ものごと」の共通項を見つけることで抽象化をしていますね。逆に言うと二つとも「個人事業主やそれにそれに準ずる中小企業に対する顧客対応業務」は成り立つ、だから「個人事業主やそれに準ずる中小企業に対する顧客対応業務」は正しい。これが帰納法的表現になると思います。
 で、ここからが問題なのですね。どのような思考過程や方法でこの共通項を見つけ出したか? これを表現することが難しいのですね。
 「個人事業主やそれに準ずる中小企業に対する顧客対応業務」、この表現にも「業務」という核になるものと、それを修飾する「個人事業主やそれに準ずる中小企業に対する顧客対応」というものの二つに分けることができます。
 このことから、ある複数の「ものごと」の共通項を見つける思考過程において、その二つに共通する、核になる名詞とその核になる名詞を修飾する言葉を見つける思考をしていることがわかります。

以降続く。
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