2006年09月10日

限定用法と叙述用法

 「核になる名詞とその名詞を修飾する言葉」と述べましたが、これを基本的な文法(中学〜高校1年レベルの英語の文法)のレベルで紐解いて見ましょう。
 「修飾する」ということを言い換えると「説明する」ということです。これには大きく分けて、品詞の関係で捉える方法と文の構造の中で捉える方法の2種類があります。
 前者は、名詞にたいする形容詞・動詞にたいする副詞に当たります。後者は、主語や目的語と補語の関係がありますし、文全体とそれを修飾する副詞の関係が考えられます。
 以降、副詞・動詞も持ち出すと少しややこしくなるため、名詞・形容詞の関係のなかで紐解きたいと思います。
 まず、名詞と形容詞の関係ですが、これを形容詞の観点からみると形容詞の「限定用法」ということばで文法的には定義されています。形容詞が名詞の前後に並び、文の構造とは関係なく直接その名詞を説明する用法をさします。
 次に主語・目的語と補語の関係ですがこれは、SVC、SVOCという第2文型と第5文型の文構造の中で、主語である名詞をCである補語が説明しています。このときのCには形容詞または名詞が用いられます。また、形容詞の観点からみると、このCとしての利用のされ方を叙述用法ということばで文法的に定義されています。
 形容詞に関していうと、一般的に限定用法と叙述用法は双方向に変換可能です。たとえば、

   ハンカチは赤い。(叙述用法)
   赤いハンカチ。(限定用法)

です。伝えたい細かいニュアンスは若干異なるかもしれませんが、「ハンカチ」を「赤い」という言葉で説明していることにはかわりありません。
 ところが、これを名詞に関して当てはめると厄介なことになります。

  自動車は機械(叙述用法?)
  機械自動車(限定用法?)

「機械自動車」は明らかに変ですね。そもそも、名詞に叙述用法・限定用法というものが無いのにもかかわらず、それを強引に当てはめていること自体変なのですが。

以降続く
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